類を見ない細さが魅力のF+Pro 0.06号
人間の髪の毛の半分しか無い!
それでいてそこそこ強度があるのだから
釣具の進歩を感じる( ゚д゚)…
アーマードF+Pro アジ・メバル 0.06号
![](https://lightgamefishing.com/wp-content/uploads/2020/10/line567.jpg)
DUELからリリースされている
アーマードFシリーズのProモデル
昔同社の0.1号を使っていたんだけど
その時より更に細くなっている…!!
市場に出回っているPEラインの中で
最も細いラインだと思う( ゚д゚)
スペック
号 | lb | kg | dia | 比重 | 巻き |
0.06 | 2.5 | 1.2 | 0.04 | 1.0 | 150m |
価格は結構変動する様で
2600yen〜3500yenの間で推移する感じ
密林で買うのが一番安いかな!
強度
驚愕の0.06号と言う破格の細さなので
気になるのが強度( ゚д゚)!
スペック上は2.5lbで1.2kgとなっているけど
実際はそれよりずっと弱く
リーダーと結束した時の強度は600g~700gくらい
なのでエステル0.35号くらいの強度だと思う
PEラインとして使うのでは無く
強めのエステルとして使うのが良い感じ!
結束
![](https://lightgamefishing.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_2018.jpg)
0.06号と極端に細いので悩ましいのが
リーダーとの結束( ゚д゚)!
リーダーの細さは0.6号 0.8号 1,25号
この辺りが問題なく使える感じ
1.5号も試してみたけど少し太すぎるかな?
上手い事結束出来ないことが何度か
結束方法は3.5ノットとトリプルサージェンス
このどちらかで問題ないと思う
使い道としてはジグ単での使用だと思うので
過度な強度を期待するラインでは無いと思う!
感度
![](https://lightgamefishing.com/wp-content/uploads/2020/10/ajing10-18-1-1.jpg)
感度はPEラインの中でも最高クラス
特に普通の当たりを取る分には最高と言える!
縦の釣りでも横の釣りでも当たりが分かりやすく
食い気の無い時のモゾォ…とした当たりまで
本当に素晴らしい感度だと思う( ゚д゚)
ただ食い上げ当たりを取る分には
ラインの比重の関係でライムの方が良い感じ
操作感
とにかくラインが細いので
水に触れる面積が少なく水の抵抗を受け難い
また浮力も比較的低い方なので水馴染みが良く
他のPEライン0.2~0.3号辺りと比べると
かなり操作感が良いと感じるはず!
潮が緩い状況と水深が浅い場所では
高比重ラインのライムを超える操作感を実現
但しそれ以外の場面だとライムの方が良い感じ
細さ
![](https://lightgamefishing.com/wp-content/uploads/2020/10/line1234-1.jpg)
このF+Pro 0.06号最大の特徴が
Dia0.04mmと言う破格の細さにある!
他のPEライン0.3号と比べると明らかに細いぞ!
がしかし!
エステル0.25号と比べると
そこまで差がある訳では無い!!
スペック上なら半分以下の細さの筈だけど
細さ的にはほんの少し細いと言った感じ
あくまでPEラインとして細い!のであって
モノフィラと比べると差が分かり難いぞ!
因みに写真で撮ってもいまいち違いが分からない
肉眼だと差が分かるんだけど…
なので写真は割愛( ´∀`)…
飛距離
私の使ってきたラインの中で
間違いなく最高の飛距離を観測( ゚д゚)!
ラインを触った感じはすべすべ系で
PEにありがちなザラザラ感は一切無い
そのためガイドに引っ掛かると言う事もなく
気持ちよく最大飛距離を狙う事が出来る!
ライム0.3号と比べると1.35倍は
飛距離が上がった気がする
あくまで私の体感だけどね( ゚д゚)!!
ある程度使用して
コーテイングが剥げて来ると
ザラザラ系のラインに変身( ´∀`)…
若干ガイドに当たる感触が出始めるけど
飛距離にそこまで差は出ない感じ!
糸鳴り
使い始めは全くの無音で
コーティングが剥がれて来ると
ほんの少し音が出る程度
個人的には全く気にならないと言って良い
糸鳴りはガイドの形状と材質に寄って
鳴るか鳴らないか変わるので
あくまで参考までに!
視認性
いかにも視認性の良さそうなカラーだけど
デイゲームでもナイトゲームでも共通して
細すぎて見えない事が大半( ´∀`)…
これに関しては視力の問題かもしれないけど
少なくとも私的には視認性は△かな!
耐久性
![](https://lightgamefishing.com/wp-content/uploads/2020/10/markus-spiske-VO5w2Ida70s-unsplash.jpg)
このライン最大のネックが耐久性( ゚д゚)
極細ラインの宿命と言っても良い…!!
コーテイングされたPEラインなので
より顕著に現れている感じかな?
劣化スピードが想像以上に早く
ここぞと言う時に使う様にするべきかも…?
3回使用で
わずか3回の使用で色が落ち始め
先端から2~3m毛羽立ってきた!
毛羽立って来るとガイド抜けに僅かに影響し
糸鳴りも極僅かに鳴り始める感じ
この時点では強度に影響は出ず
4回使用で
4回の使用でライン先端の強度が
釣りにならないレベルに( ゚д゚)…
釣行時間にすると10時間くらいかな?
少し強めに引っ張るとプチプチ切れる感じ
エステル0.25号でもこんな切れ方はしない…
取り敢えずまともな強度の所までカット!
10mほどカットしたと思う
耐久性に関しては悩みの種だね!
運用方法
F+Pro 0.06号はPEラインのカテゴリーだけど
その細さから分かる通り強度がエステル並みで
重いリグを遠投する様な運用には向いていない
私の運用方法としてはジグ単専用で
- 潮が緩い
- 水深が浅い
- 外道が少ない
これらをクリアした時に使う感じ
潮が緩い
![](https://lightgamefishing.com/wp-content/uploads/2020/10/ajing10-18-2-1.jpg)
他のPEラインより水馴染みが良いけど
エステルと比べるとやはり劣るので
潮が効いている状況だと流されやすい
そのため表層と中層を狙う分には良いけど
ボトムを狙う時に苦労する感じ
潮が効いている時はエステルの方が
全てのレンジをカバー可能なので
エステルを使う方が良いと思う
水深が浅い
水深のある場所でPEラインを使用すると
リグにある程度の重さが無い場合
ロッドとリグの間のラインが浮いて湾曲し
食い上げ当たりが非常に取り難くなるので
水深のある場所ではスプリットを使うか
比重が高く水馴染みの良いラインを使った方が
色々とやり易い( ゚д゚)
外道が少ない
これは主に長メバルことシーバスさんだ!
大物が掛かると必然的にドラグを緩めて
出しながら寄せる事になるけど
ドラグを出せば出すほどラインの劣化が早まり
ただでさえ耐久性が疑問視されるラインが
早々に痛んでしまう原因になるので
長メバルの多い季節は使用を控えたい!
大阪湾だと春のシーズンだね!
メリット&デメリット
![](https://lightgamefishing.com/wp-content/uploads/2020/10/line568.jpg)
ジグ単で使った時のメリットとデメリット
個人的にはデメリットより
メリットの方が大きいと感じるので
取り敢えずスプールに巻いておきたい!
メリット
- 状況次第で最高クラスの感度
- 状況次第で最高クラスの操作感
- 最高の飛距離
- 風にある程度強い
デメリット
- 最低クラスの耐久性
- エステルライン並の強度
- 視認性の悪さ(視力依存)
- 微妙なコスパ
終わりに
このラインを使う時は
・強めのエステルラインとして使う!
・潮が緩く水深が浅いエリアで使う!
・2回釣りに行ったら釣行前に強度チェック!
・ここぞと言う時に使う!
この4つに気を付けよう( ゚д゚)!
特に強度はPEラインの中で最低の部類なので
PEラインと過信してはいけない!
呆気なく切れる事になるぞ!
耐久性は( ´∀`)…
帰ってきたら長めに水洗いしているけど
そんな事は些細な事と言わんばかりの
劣化スピード…
これはもう仕様として諦めるしか無い
使い始めの使用感は頗る良いだけに
耐久性だけが惜しまれる( ;∀;)
使用感は本当に良いんだ…
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