類を見ない細さが魅力のF+Pro 0.06号
人間の髪の毛の半分しか無い!
それでいてそこそこ強度があるのだから
釣具の進歩を感じる( ゚д゚)…
アーマードF+Pro アジ・メバル 0.06号
DUELからリリースされている
アーマードFシリーズのProモデル
昔同社の0.1号を使っていたんだけど
その時より更に細くなっている…!!
市場に出回っているPEラインの中で
最も細いラインだと思う( ゚д゚)
スペック
号 | lb | kg | dia | 比重 | 巻き |
0.06 | 2.5 | 1.2 | 0.04 | 1.0 | 150m |
価格は結構変動する様で
2600yen〜3500yenの間で推移する感じ
密林で買うのが一番安いかな!
強度
驚愕の0.06号と言う破格の細さなので
気になるのが強度( ゚д゚)!
スペック上は2.5lbで1.2kgとなっているけど
実際はそれよりずっと弱く
リーダーと結束した時の強度は600g~700gくらい
なのでエステル0.35号くらいの強度だと思う
PEラインとして使うのでは無く
強めのエステルとして使うのが良い感じ!
結束
0.06号と極端に細いので悩ましいのが
リーダーとの結束( ゚д゚)!
リーダーの細さは0.6号 0.8号 1,25号
この辺りが問題なく使える感じ
1.5号も試してみたけど少し太すぎるかな?
上手い事結束出来ないことが何度か
結束方法は3.5ノットとトリプルサージェンス
このどちらかで問題ないと思う
使い道としてはジグ単での使用だと思うので
過度な強度を期待するラインでは無いと思う!
感度
感度はPEラインの中でも最高クラス
特に普通の当たりを取る分には最高と言える!
縦の釣りでも横の釣りでも当たりが分かりやすく
食い気の無い時のモゾォ…とした当たりまで
本当に素晴らしい感度だと思う( ゚д゚)
ただ食い上げ当たりを取る分には
ラインの比重の関係でライムの方が良い感じ
操作感
とにかくラインが細いので
水に触れる面積が少なく水の抵抗を受け難い
また浮力も比較的低い方なので水馴染みが良く
他のPEライン0.2~0.3号辺りと比べると
かなり操作感が良いと感じるはず!
潮が緩い状況と水深が浅い場所では
高比重ラインのライムを超える操作感を実現
但しそれ以外の場面だとライムの方が良い感じ
細さ
このF+Pro 0.06号最大の特徴が
Dia0.04mmと言う破格の細さにある!
他のPEライン0.3号と比べると明らかに細いぞ!
がしかし!
エステル0.25号と比べると
そこまで差がある訳では無い!!
スペック上なら半分以下の細さの筈だけど
細さ的にはほんの少し細いと言った感じ
あくまでPEラインとして細い!のであって
モノフィラと比べると差が分かり難いぞ!
因みに写真で撮ってもいまいち違いが分からない
肉眼だと差が分かるんだけど…
なので写真は割愛( ´∀`)…
飛距離
私の使ってきたラインの中で
間違いなく最高の飛距離を観測( ゚д゚)!
ラインを触った感じはすべすべ系で
PEにありがちなザラザラ感は一切無い
そのためガイドに引っ掛かると言う事もなく
気持ちよく最大飛距離を狙う事が出来る!
ライム0.3号と比べると1.35倍は
飛距離が上がった気がする
あくまで私の体感だけどね( ゚д゚)!!
ある程度使用して
コーテイングが剥げて来ると
ザラザラ系のラインに変身( ´∀`)…
若干ガイドに当たる感触が出始めるけど
飛距離にそこまで差は出ない感じ!
糸鳴り
使い始めは全くの無音で
コーティングが剥がれて来ると
ほんの少し音が出る程度
個人的には全く気にならないと言って良い
糸鳴りはガイドの形状と材質に寄って
鳴るか鳴らないか変わるので
あくまで参考までに!
視認性
いかにも視認性の良さそうなカラーだけど
デイゲームでもナイトゲームでも共通して
細すぎて見えない事が大半( ´∀`)…
これに関しては視力の問題かもしれないけど
少なくとも私的には視認性は△かな!
耐久性
このライン最大のネックが耐久性( ゚д゚)
極細ラインの宿命と言っても良い…!!
コーテイングされたPEラインなので
より顕著に現れている感じかな?
劣化スピードが想像以上に早く
ここぞと言う時に使う様にするべきかも…?
3回使用で
わずか3回の使用で色が落ち始め
先端から2~3m毛羽立ってきた!
毛羽立って来るとガイド抜けに僅かに影響し
糸鳴りも極僅かに鳴り始める感じ
この時点では強度に影響は出ず
4回使用で
4回の使用でライン先端の強度が
釣りにならないレベルに( ゚д゚)…
釣行時間にすると10時間くらいかな?
少し強めに引っ張るとプチプチ切れる感じ
エステル0.25号でもこんな切れ方はしない…
取り敢えずまともな強度の所までカット!
10mほどカットしたと思う
耐久性に関しては悩みの種だね!
運用方法
F+Pro 0.06号はPEラインのカテゴリーだけど
その細さから分かる通り強度がエステル並みで
重いリグを遠投する様な運用には向いていない
私の運用方法としてはジグ単専用で
- 潮が緩い
- 水深が浅い
- 外道が少ない
これらをクリアした時に使う感じ
潮が緩い
他のPEラインより水馴染みが良いけど
エステルと比べるとやはり劣るので
潮が効いている状況だと流されやすい
そのため表層と中層を狙う分には良いけど
ボトムを狙う時に苦労する感じ
潮が効いている時はエステルの方が
全てのレンジをカバー可能なので
エステルを使う方が良いと思う
水深が浅い
水深のある場所でPEラインを使用すると
リグにある程度の重さが無い場合
ロッドとリグの間のラインが浮いて湾曲し
食い上げ当たりが非常に取り難くなるので
水深のある場所ではスプリットを使うか
比重が高く水馴染みの良いラインを使った方が
色々とやり易い( ゚д゚)
外道が少ない
これは主に長メバルことシーバスさんだ!
大物が掛かると必然的にドラグを緩めて
出しながら寄せる事になるけど
ドラグを出せば出すほどラインの劣化が早まり
ただでさえ耐久性が疑問視されるラインが
早々に痛んでしまう原因になるので
長メバルの多い季節は使用を控えたい!
大阪湾だと春のシーズンだね!
メリット&デメリット
ジグ単で使った時のメリットとデメリット
個人的にはデメリットより
メリットの方が大きいと感じるので
取り敢えずスプールに巻いておきたい!
メリット
- 状況次第で最高クラスの感度
- 状況次第で最高クラスの操作感
- 最高の飛距離
- 風にある程度強い
デメリット
- 最低クラスの耐久性
- エステルライン並の強度
- 視認性の悪さ(視力依存)
- 微妙なコスパ
終わりに
このラインを使う時は
・強めのエステルラインとして使う!
・潮が緩く水深が浅いエリアで使う!
・2回釣りに行ったら釣行前に強度チェック!
・ここぞと言う時に使う!
この4つに気を付けよう( ゚д゚)!
特に強度はPEラインの中で最低の部類なので
PEラインと過信してはいけない!
呆気なく切れる事になるぞ!
耐久性は( ´∀`)…
帰ってきたら長めに水洗いしているけど
そんな事は些細な事と言わんばかりの
劣化スピード…
これはもう仕様として諦めるしか無い
使い始めの使用感は頗る良いだけに
耐久性だけが惜しまれる( ;∀;)
使用感は本当に良いんだ…
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